紫色の夜空
乙女なんだか腐女子なんだか歴女なんだかよくわからない人の、2次創作とかバトンとかやってるブログ。現在スタドラにハマり中。
- Admin *
- Write *
- Edit *
- All articles
スパコミ、サークル参加します!
スペースは東2-03b。
サークル名はCaptive Monarchです。
P.N.は蒼衣紫音で、タクスガSPになります。
4seasons+CurveCubeの美季さまとサワマチさま、
Limpidの安藤N子さまの間に挟まれております。
たぶん当日は白シャツ+ベストで行く…ハズ。
ちょっとスガタくんっぽい意識です。
おしながき
『壁の奥、空の先』(タクト×スガタ)コピー 全年齢 200円
『Little Blue(上)』(ヘッド×スガタ)コピー R-18 200円
※間に合えば後日譚イラストペーパーがつきます
ペーパー(タクスガ+スガタク) 無料配布
※当日お隣でやっているスガタクプチオンリーのペーパーラリーとは一切関係ありません。
全体的にショタのタクトとスガタにまみれております。
ランドセル万歳!!
当日はたぶんすごいサークル様の間でガチガチ緊張してると思いますはい。
でも見かけたら声かけてやってくださいー^^
スペースは東2-03b。
サークル名はCaptive Monarchです。
P.N.は蒼衣紫音で、タクスガSPになります。
4seasons+CurveCubeの美季さまとサワマチさま、
Limpidの安藤N子さまの間に挟まれております。
たぶん当日は白シャツ+ベストで行く…ハズ。
ちょっとスガタくんっぽい意識です。
おしながき
『壁の奥、空の先』(タクト×スガタ)コピー 全年齢 200円
『Little Blue(上)』(ヘッド×スガタ)コピー R-18 200円
※間に合えば後日譚イラストペーパーがつきます
ペーパー(タクスガ+スガタク) 無料配布
※当日お隣でやっているスガタクプチオンリーのペーパーラリーとは一切関係ありません。
全体的にショタのタクトとスガタにまみれております。
ランドセル万歳!!
当日はたぶんすごいサークル様の間でガチガチ緊張してると思いますはい。
でも見かけたら声かけてやってくださいー^^
lolisugata_botは、
STAR DRIVER輝きのタクトのキャラクターである、シンドウ・スガタの非公式botです。
公式や企業様とは一切関係ありません。
アニメ本編やコミックス、ゲームのセリフを呟きますが、全体的に腐向けとなっています。また、キャラ崩壊が激しくなっております。
腐向けの意味がわからない方はフォローしないことを推奨します。
基本的に30分に1回自動でツイートします。
≪フォロー・フォロー返し≫
・フォロー返しは自動ですが、プロフィールにマンガやアニメに興味があるという記載がない方や、るという記載がない方や、
それらが好きと判断できない方はブロックする可能性があります。
・その他、フォロー返し対象外と判断した場合はフォロー返ししません。
≪返信ワード≫
・何年生?
・おっぱい/もみもみ
・ぱんつ
・脱いで/脱がす/脱がす
・お持ち帰り
・ガーター
・ぷにぷに
・可愛い/可愛すぎ
・絶対領域
・すりすり
・ニーハイ
・なでなで
・南十字祭
・演劇部
・ふりふり
・お風呂
・ごしごし
セリフ・リプは随時リプやDMで募集中です。
STAR DRIVER輝きのタクトのキャラクターである、シンドウ・スガタの非公式botです。
公式や企業様とは一切関係ありません。
アニメ本編やコミックス、ゲームのセリフを呟きますが、全体的に腐向けとなっています。また、キャラ崩壊が激しくなっております。
腐向けの意味がわからない方はフォローしないことを推奨します。
基本的に30分に1回自動でツイートします。
≪フォロー・フォロー返し≫
・フォロー返しは自動ですが、プロフィールにマンガやアニメに興味があるという記載がない方や、るという記載がない方や、
それらが好きと判断できない方はブロックする可能性があります。
・その他、フォロー返し対象外と判断した場合はフォロー返ししません。
≪返信ワード≫
・何年生?
・おっぱい/もみもみ
・ぱんつ
・脱いで/脱がす/脱がす
・お持ち帰り
・ガーター
・ぷにぷに
・可愛い/可愛すぎ
・絶対領域
・すりすり
・ニーハイ
・なでなで
・南十字祭
・演劇部
・ふりふり
・お風呂
・ごしごし
セリフ・リプは随時リプやDMで募集中です。
kiriusu_botは、
輪廻のラグランジェのキャラクターである、キリウスの非公式botです。
公式や企業様とは一切関係ありません。
基本的にコミックスやアニメ本編のセリフを呟きますが、主にリプが腐向けとなっています。
腐向けの意味がわからない方はフォローしないことを推奨します。
また、ネタばれを避けるため、単行本未収録話(本誌のセリフ)に関しては対策を講じています。
基本的に30分に1回自動でツイートします。
さよならする場合はリムーブではなくブロックをお願いします。
何か意見がございましたら、DMを送っていただけると嬉しいです。
また、管理人の都合により3話のセリフのみがありません。セリフは随時DMのみにて募集中です。
≪フォロー・フォロー返し≫
・フォロー返しは自動ですが、プロフィールにマンガやアニメに興味があるという記載がない方や、
それらが好きと判断できない方はブロックする可能性があります。
・その他、フォロー返し対象外と判断した場合はフォロー返ししません。
≪返信ワード≫
・キリウス
・イゾ
・アレイ
・リベルタス
・サヌ
・ユリカノ
・タイラ
・ヴィラジュリオ
・鴨川エナジー
・鴨女文化祭
・本名
・温泉
・おはよう
・おやすみ
・剣術
・強いね
(例外)
・YG02:ヤングガンガン02号のセリフをランダムで呟きます(単行本未収録)
・YG04:ヤングガンガン04号のセリフをランダムで呟きます(単行本未収録)
※返信ワードはこれから増やしていきます。
※誤作動で返信しない可能性があります。
≪時間指定つぶやき≫
輪廻のラグランジェのキャラクターである、キリウスの非公式botです。
公式や企業様とは一切関係ありません。
基本的にコミックスやアニメ本編のセリフを呟きますが、主にリプが腐向けとなっています。
腐向けの意味がわからない方はフォローしないことを推奨します。
また、ネタばれを避けるため、単行本未収録話(本誌のセリフ)に関しては対策を講じています。
基本的に30分に1回自動でツイートします。
さよならする場合はリムーブではなくブロックをお願いします。
何か意見がございましたら、DMを送っていただけると嬉しいです。
また、管理人の都合により3話のセリフのみがありません。セリフは随時DMのみにて募集中です。
≪フォロー・フォロー返し≫
・フォロー返しは自動ですが、プロフィールにマンガやアニメに興味があるという記載がない方や、
それらが好きと判断できない方はブロックする可能性があります。
・その他、フォロー返し対象外と判断した場合はフォロー返ししません。
≪返信ワード≫
・キリウス
・イゾ
・アレイ
・リベルタス
・サヌ
・ユリカノ
・タイラ
・ヴィラジュリオ
・鴨川エナジー
・鴨女文化祭
・本名
・温泉
・おはよう
・おやすみ
・剣術
・強いね
(例外)
・YG02:ヤングガンガン02号のセリフをランダムで呟きます(単行本未収録)
・YG04:ヤングガンガン04号のセリフをランダムで呟きます(単行本未収録)
※返信ワードはこれから増やしていきます。
※誤作動で返信しない可能性があります。
≪時間指定つぶやき≫
うちのスガタくんは考えがエグいようです。うーん。
Double-dealing
檻か、夢か。
鎖か、解放か。
絶望か、希望か。
引き裂かれるように、涙をこぼす。
ただひとつ、共通するものは。
どちらも、島に囚われた“王”を、外の世界へと導こうとしていることだけだった。
――――with Reiji
「ねぇ。君は、自分のことをどう思ってるの?」
名も知らぬ男が、問う。
鳥籠の中にたった一人の少年を閉じ込めて、鎖につないで。
「…別に、何も」
正直に、答える。
首元では嵌められた輪が、これは自分のものだという風に主張する。
「…君は美しい少年だ。だからこそ、こうやって閉じ込めてしまいたくなる」
細やかな音をたてて鎖が引かれ、檻ごしに彼のもとへと閉じ込められる。
絶望をまとった閉塞感が心地よくて、逃げることを忘れる。
彼がくれるのは、存在の卑下。
閉塞と、絶望と、諦めの快楽。
王である自分を、貶め、犯し、壊してでも手に入れようとする。
それが幻想の世界だと知ってはいても、それでも自分はこの世界に魅せられている。
王の地位を汚してしまえるようで、冷笑する。
与えられた肢体を汚されて、貶められて、傷つけられて。
悶えて、嘲って、抱かれて、卑しめられる。
失意と、閉塞と、絶望と、欲に満ちた言葉を与えられて。
王が汚れることを、望む。
「あなたは…僕を使って何をするつもりです…?」
時折、籠の外に引きずり出されて好きなように弄ばれる。
欲を貪るように、嬲られる。
「さあ…何だろう。だけど俺は、何としてでも君を手に入れたい…それは、本当だ」
檻と、鎖と、絶望と。
彼がくれるのは、存在の卑下。
自らの欲を叶えるために、王を、外の世界へと連れ出そうとする。
――――with Takuto
「ねえ、スガタ。お前…自分のこと、どう思ってる?」
柔らかな寝台の上で、恋人の少年が問う。
明るく、爽やかな声で、器用な腕の中に王の肢体を抱いて。
「どうって…別に、何も」
正直に、答える。
少しだけ開いた窓から、明るい陽の光が朝の風を運んで、世界はこんなにも自由だと囁きかける。
「スガタはさ…。すごいし…綺麗だなって思う。だけどそれは、お前が嫌がってるこの島が育てたものなんだよね。でも、そんなお前だったからこそ、僕はスガタを好きになったんだと思う」
シーツが擦れる音がして、彼の腕に力がこもる。
風をまとった解放感が心地よくて、そのまま肌を密着させる。
彼がくれるのは、存在の包容。
自由と、希望と、運命の解放。
王である自分を、受け入れ、救おうと奔走する。
それはまるで夢のような世界で、この優しい夢から醒めたくないと、いつも思う。
嫌で嫌で仕方のない王の地位でさえも、彼の前でなら持っていてもよいとさえ思える。
少年の手で髪が梳かれ、日常的に口づけをして。
存在を確かめ合った肢体を、翌朝、陽が注ぐ中で禊いで。
彼といることの自由を、望む。
「タクトは…、これからも僕と一緒にいたいと思うか…?」
部屋を出るため寝台から起き上がって、少年に羽織らされた寝巻に腕を通す。
急に抱き寄せられて、彼の背中を掴んで夢の続きをもらう。
「そんなの、当たり前だろっ…?僕は、スガタと一緒に本土で暮らしたい…そう思ってるんだから――」
夢と、解放と、希望と。
彼がくれるのは、存在の包容。
運命を砕いて、王を、外の世界へと連れ出そうとする。
――――――――――
檻か、夢か。
鎖か、解放か。
絶望か、希望か。
閉塞か、自由か。
引き裂かれるように、ひとり、涙をこぼす。
どちらに行けばいい。
どちらを取ればいい。
幾たび身体を重ねても、ただそれだけがわからない。
正反対なのに、酷似して。
運命づけるように、彼ら二人の血は同じで。
身勝手な王は、より強い者を自らの中にある闘技場で争わせるように、
二人の男と関係をもった。
どうすればいい。
どちらを選べばいい。
彼がくれるのは、存在の卑下。
彼がくれるのは、存在の包容。
制限時間は、あと少し。
END
Double-dealing
檻か、夢か。
鎖か、解放か。
絶望か、希望か。
引き裂かれるように、涙をこぼす。
ただひとつ、共通するものは。
どちらも、島に囚われた“王”を、外の世界へと導こうとしていることだけだった。
――――with Reiji
「ねぇ。君は、自分のことをどう思ってるの?」
名も知らぬ男が、問う。
鳥籠の中にたった一人の少年を閉じ込めて、鎖につないで。
「…別に、何も」
正直に、答える。
首元では嵌められた輪が、これは自分のものだという風に主張する。
「…君は美しい少年だ。だからこそ、こうやって閉じ込めてしまいたくなる」
細やかな音をたてて鎖が引かれ、檻ごしに彼のもとへと閉じ込められる。
絶望をまとった閉塞感が心地よくて、逃げることを忘れる。
彼がくれるのは、存在の卑下。
閉塞と、絶望と、諦めの快楽。
王である自分を、貶め、犯し、壊してでも手に入れようとする。
それが幻想の世界だと知ってはいても、それでも自分はこの世界に魅せられている。
王の地位を汚してしまえるようで、冷笑する。
与えられた肢体を汚されて、貶められて、傷つけられて。
悶えて、嘲って、抱かれて、卑しめられる。
失意と、閉塞と、絶望と、欲に満ちた言葉を与えられて。
王が汚れることを、望む。
「あなたは…僕を使って何をするつもりです…?」
時折、籠の外に引きずり出されて好きなように弄ばれる。
欲を貪るように、嬲られる。
「さあ…何だろう。だけど俺は、何としてでも君を手に入れたい…それは、本当だ」
檻と、鎖と、絶望と。
彼がくれるのは、存在の卑下。
自らの欲を叶えるために、王を、外の世界へと連れ出そうとする。
――――with Takuto
「ねえ、スガタ。お前…自分のこと、どう思ってる?」
柔らかな寝台の上で、恋人の少年が問う。
明るく、爽やかな声で、器用な腕の中に王の肢体を抱いて。
「どうって…別に、何も」
正直に、答える。
少しだけ開いた窓から、明るい陽の光が朝の風を運んで、世界はこんなにも自由だと囁きかける。
「スガタはさ…。すごいし…綺麗だなって思う。だけどそれは、お前が嫌がってるこの島が育てたものなんだよね。でも、そんなお前だったからこそ、僕はスガタを好きになったんだと思う」
シーツが擦れる音がして、彼の腕に力がこもる。
風をまとった解放感が心地よくて、そのまま肌を密着させる。
彼がくれるのは、存在の包容。
自由と、希望と、運命の解放。
王である自分を、受け入れ、救おうと奔走する。
それはまるで夢のような世界で、この優しい夢から醒めたくないと、いつも思う。
嫌で嫌で仕方のない王の地位でさえも、彼の前でなら持っていてもよいとさえ思える。
少年の手で髪が梳かれ、日常的に口づけをして。
存在を確かめ合った肢体を、翌朝、陽が注ぐ中で禊いで。
彼といることの自由を、望む。
「タクトは…、これからも僕と一緒にいたいと思うか…?」
部屋を出るため寝台から起き上がって、少年に羽織らされた寝巻に腕を通す。
急に抱き寄せられて、彼の背中を掴んで夢の続きをもらう。
「そんなの、当たり前だろっ…?僕は、スガタと一緒に本土で暮らしたい…そう思ってるんだから――」
夢と、解放と、希望と。
彼がくれるのは、存在の包容。
運命を砕いて、王を、外の世界へと連れ出そうとする。
――――――――――
檻か、夢か。
鎖か、解放か。
絶望か、希望か。
閉塞か、自由か。
引き裂かれるように、ひとり、涙をこぼす。
どちらに行けばいい。
どちらを取ればいい。
幾たび身体を重ねても、ただそれだけがわからない。
正反対なのに、酷似して。
運命づけるように、彼ら二人の血は同じで。
身勝手な王は、より強い者を自らの中にある闘技場で争わせるように、
二人の男と関係をもった。
どうすればいい。
どちらを選べばいい。
彼がくれるのは、存在の卑下。
彼がくれるのは、存在の包容。
制限時間は、あと少し。
END
5話ベースのタクスガ両片想い。
想いを伝えられないのってつらいよねえ…。
ところで私はスタドラ10周目です。たぶん。
Missing Mind
「ふぅん…、タクトももらってたんだ。それ」
夜間飛行での会議が終わってファミレス――『イーター』
から出ると、背後から声をかけられた。
「うん。でもホント…ヤバい臭いだよね。これ」
突然、学園中の男子を虜にしたヒナという少女。
彼女からのラブレターを自分とスガタはもらっていた。
「…今から彼女に会いに行くの?」
「うん…。やっぱりあれ、第1フェーズだと思うし…」
おそらく、彼女は綺羅星の人間だ。正体がばれればきっと、
サイバディでの戦いに持ち越してくるだろう。
「タクトは…彼女と付き合ってみたいとは思わなかったの?」
少しだけ、柔らかい微笑を見せられて息をのむ。
「まさか。そこまでは思わないよ。確かに魅力的ではあるけどね…」
興味はあっても、恋愛感情としての心は動かない。
「僕もだな。…特に、何とも思わない」
スガタが封筒の中身を取り出して、そこに書かれた文字を目でなぞる。
思わず同じ行動をとって、その行動が不審に思われていないか確かめた。
しかし当の彼は文字を追い終わると、静かに手紙を封筒へと戻す。
「…スガタは、さ。好きな人とか…いる?」
手紙の奥にいる彼を、恐る恐る見つめる。
スガタは少し驚いた顔をして、こちらを見かえして口を開いた。
「…いるよ」
自分の内側で何かの糸が切れて、おもりのようなものが落ちる音がした。
「…そう」
諦めと、苦しさが混ざったような自分の声。
「――…タクトは?好きな人とか、いるの?」
同じ質問を返されて、少し、戸惑う。
それでも彼の…スガタの質問だから、正直に答えた。
「…いるよ」
それも、目の前に。そう続けたかったけれど、やめた。
“好きな人”とは、目の前にいるスガタのことだ。
もちろん友達としてではない。
キスしたいとか、抱き締めたいとか、そういう意味だ。
その気持ちに偽りはないから、だからこそ言えない。
彼に好きな人がいるというのならば、…なおさら。
「…そう…」
少しだけ震えのこもった返答に覚える違和感。
「スガタ…?」
口元にさっきとは違った笑みを浮かばせて目の前を通り過ぎようとする、
彼の手首を掴む。
「スガタ?ねえ、どうし――」
「タクトは…、…」
どこにも向けられないとでもいうように、感情がないまぜになった声。
掴んだ手首がピクリと動く。
「タクトは…その人のこと、どう思ってる…?」
「え…?」
振り返ったスガタの、美しい輪郭が夕陽に映える。
少しだけ悲しみを帯びた瞳に、吸い寄せられた。
このまま両手で体を引き寄せて彼を手に入れたい衝動に駆られたが、
彼には好きな人がいるのだということを思い出して、冷静になる。
「…いや…、なんでもない…」
「スガタ…?」
彼は手を離すと、「じゃあ」と言いそのまま手を振って歩きだした。
気のせいか、その歩く速さがいつもよりも速いように見えた。
――――――――――
道着に着替えて、冷たい床に正座する。静寂を感じて、
ざわめく精神を集中させようとする。
『…いるよ』
「―――…っ!!」
再び、気持ちがざわめいて平静を欠く。
今までは心地よかったはずの彼の声が、今は、苦しみにしかならない。
「…だめ、だ…」
絶対に泣くまいとしているはずの瞳から、ぽたりと涙が零れた。
口を掌で覆っているのに、嗚咽が漏れて、床が濡れる。
『いるよ』
タクトには、好きな人がいる。
その事実を信じたくなくて、それでもそのことが脳裏に焼き付いて
離れない。
「タク…ト…っ」
こんなにも彼を好きだと思う自分がまだ、信じられない。
きっと彼がいる好きな人とは、“彼女”のことだろう。
彼の視線は、いつも彼女の方に向いていた。
二人で話すことがあっても、そのほとんどは彼女のことや島のことだ。
だからさっき、彼の話題がこちらを向いたのが嬉しくて。
いつも以上に、彼の声が心地よくて。
それでもその幻想は、すぐに崩れた。
男同士だから、想いが絶対に叶わないことは分かってはいた。
だとしても、面と向って当人の口から「好きな人がいる」と言われると、
こんなにも苦しい。
「タク、ト…」
この1ヶ月間、ずっと彼のことを想ってきた。
手を触れ合せたい、キスをしたい。
女のようにでもいい、抱かれてみたいと。
ずっと、自由で恰好のいい彼が好きだった。
いや、今も好きだ。
何年もの間零れることを忘れた涙が、溢れ出すほどに。
狂おしく。
「タク…トぉ…」
それなのに、彼には好きな人がいるという。
彼の中には、絶対に「スガタ」という選択肢はないのだと思う。
だからこそ、余計に悲しい。
彼が好きで。だからこそ苦しくて。倒れるように道場の床に寝ころぶと、
意識は自然に夢の淵へととけていった。
―――――――――
「やっぱり…無理だよなあ〜…」
サイバディとの戦いを終え、寮のベッドに寝転がる。
先ほどの彼の言葉が、脳裏に焼き付いて離れない。
スガタは、好きな人がいると言っていた。
その好きな人というのは、やはり許婚でもある“彼女”のことだろうか。
「スガタ…」
壁の方に右手をのばして、一瞬、音をたててひっ掻いてみた。
彼が最後にしてきた質問を思い出す。
『タクトは…その人のこと、どう思ってる…?』
爪を立てた手を握って、音が立つほどに歯を引き締めた。
「そんなの…っ、綺麗だとか…、可愛いとか…。
そんな風に思ってるに決まってるじゃん…!!」
美しい輪郭。陶器のように白く滑らかな肌。
憂いを含んだ瞳。どこか威厳を含む口調。
その中にも残る、幼い子供のような空気。
出会ったあの日からずっとそれを近くで見せられてきたから、
余計彼に触れたいと思う。
何度、抱き締めてキスをしたい衝動に駆られたか知れない。
嫌がられてもいい、嫌われてもいい。
スガタのことが好きで、好きで、彼を自分のものにしたくて。
それでもたぶん――いや、確実にそれは叶わないのだ。
普通に、彼が女ならばここまで苦しむことはなかったのだろうか。
いや、そんなことはありえないのだろう。彼が男でなかったら、
きっと、自分は彼を好きになってはいなかった。
スガタがスガタであったからこそ、彼を好きになったのだ。
「ねえ…スガタ…。それなら…」
隣の部屋に声が漏れ聞こえないような小さな声で、彼の名を呼ぶ。
初めてしっかりと彼の手首を掴んだ、あの滑らかな感触を思い出す。
「スガタは…その人のこと、どう思ってる…?」
本当に。
出逢ったあの日から、こんなにも彼のことを想っているのに。
どうして、これほどにも伝えられないのだろう。
END
想いを伝えられないのってつらいよねえ…。
ところで私はスタドラ10周目です。たぶん。
Missing Mind
「ふぅん…、タクトももらってたんだ。それ」
夜間飛行での会議が終わってファミレス――『イーター』
から出ると、背後から声をかけられた。
「うん。でもホント…ヤバい臭いだよね。これ」
突然、学園中の男子を虜にしたヒナという少女。
彼女からのラブレターを自分とスガタはもらっていた。
「…今から彼女に会いに行くの?」
「うん…。やっぱりあれ、第1フェーズだと思うし…」
おそらく、彼女は綺羅星の人間だ。正体がばれればきっと、
サイバディでの戦いに持ち越してくるだろう。
「タクトは…彼女と付き合ってみたいとは思わなかったの?」
少しだけ、柔らかい微笑を見せられて息をのむ。
「まさか。そこまでは思わないよ。確かに魅力的ではあるけどね…」
興味はあっても、恋愛感情としての心は動かない。
「僕もだな。…特に、何とも思わない」
スガタが封筒の中身を取り出して、そこに書かれた文字を目でなぞる。
思わず同じ行動をとって、その行動が不審に思われていないか確かめた。
しかし当の彼は文字を追い終わると、静かに手紙を封筒へと戻す。
「…スガタは、さ。好きな人とか…いる?」
手紙の奥にいる彼を、恐る恐る見つめる。
スガタは少し驚いた顔をして、こちらを見かえして口を開いた。
「…いるよ」
自分の内側で何かの糸が切れて、おもりのようなものが落ちる音がした。
「…そう」
諦めと、苦しさが混ざったような自分の声。
「――…タクトは?好きな人とか、いるの?」
同じ質問を返されて、少し、戸惑う。
それでも彼の…スガタの質問だから、正直に答えた。
「…いるよ」
それも、目の前に。そう続けたかったけれど、やめた。
“好きな人”とは、目の前にいるスガタのことだ。
もちろん友達としてではない。
キスしたいとか、抱き締めたいとか、そういう意味だ。
その気持ちに偽りはないから、だからこそ言えない。
彼に好きな人がいるというのならば、…なおさら。
「…そう…」
少しだけ震えのこもった返答に覚える違和感。
「スガタ…?」
口元にさっきとは違った笑みを浮かばせて目の前を通り過ぎようとする、
彼の手首を掴む。
「スガタ?ねえ、どうし――」
「タクトは…、…」
どこにも向けられないとでもいうように、感情がないまぜになった声。
掴んだ手首がピクリと動く。
「タクトは…その人のこと、どう思ってる…?」
「え…?」
振り返ったスガタの、美しい輪郭が夕陽に映える。
少しだけ悲しみを帯びた瞳に、吸い寄せられた。
このまま両手で体を引き寄せて彼を手に入れたい衝動に駆られたが、
彼には好きな人がいるのだということを思い出して、冷静になる。
「…いや…、なんでもない…」
「スガタ…?」
彼は手を離すと、「じゃあ」と言いそのまま手を振って歩きだした。
気のせいか、その歩く速さがいつもよりも速いように見えた。
――――――――――
道着に着替えて、冷たい床に正座する。静寂を感じて、
ざわめく精神を集中させようとする。
『…いるよ』
「―――…っ!!」
再び、気持ちがざわめいて平静を欠く。
今までは心地よかったはずの彼の声が、今は、苦しみにしかならない。
「…だめ、だ…」
絶対に泣くまいとしているはずの瞳から、ぽたりと涙が零れた。
口を掌で覆っているのに、嗚咽が漏れて、床が濡れる。
『いるよ』
タクトには、好きな人がいる。
その事実を信じたくなくて、それでもそのことが脳裏に焼き付いて
離れない。
「タク…ト…っ」
こんなにも彼を好きだと思う自分がまだ、信じられない。
きっと彼がいる好きな人とは、“彼女”のことだろう。
彼の視線は、いつも彼女の方に向いていた。
二人で話すことがあっても、そのほとんどは彼女のことや島のことだ。
だからさっき、彼の話題がこちらを向いたのが嬉しくて。
いつも以上に、彼の声が心地よくて。
それでもその幻想は、すぐに崩れた。
男同士だから、想いが絶対に叶わないことは分かってはいた。
だとしても、面と向って当人の口から「好きな人がいる」と言われると、
こんなにも苦しい。
「タク、ト…」
この1ヶ月間、ずっと彼のことを想ってきた。
手を触れ合せたい、キスをしたい。
女のようにでもいい、抱かれてみたいと。
ずっと、自由で恰好のいい彼が好きだった。
いや、今も好きだ。
何年もの間零れることを忘れた涙が、溢れ出すほどに。
狂おしく。
「タク…トぉ…」
それなのに、彼には好きな人がいるという。
彼の中には、絶対に「スガタ」という選択肢はないのだと思う。
だからこそ、余計に悲しい。
彼が好きで。だからこそ苦しくて。倒れるように道場の床に寝ころぶと、
意識は自然に夢の淵へととけていった。
―――――――――
「やっぱり…無理だよなあ〜…」
サイバディとの戦いを終え、寮のベッドに寝転がる。
先ほどの彼の言葉が、脳裏に焼き付いて離れない。
スガタは、好きな人がいると言っていた。
その好きな人というのは、やはり許婚でもある“彼女”のことだろうか。
「スガタ…」
壁の方に右手をのばして、一瞬、音をたててひっ掻いてみた。
彼が最後にしてきた質問を思い出す。
『タクトは…その人のこと、どう思ってる…?』
爪を立てた手を握って、音が立つほどに歯を引き締めた。
「そんなの…っ、綺麗だとか…、可愛いとか…。
そんな風に思ってるに決まってるじゃん…!!」
美しい輪郭。陶器のように白く滑らかな肌。
憂いを含んだ瞳。どこか威厳を含む口調。
その中にも残る、幼い子供のような空気。
出会ったあの日からずっとそれを近くで見せられてきたから、
余計彼に触れたいと思う。
何度、抱き締めてキスをしたい衝動に駆られたか知れない。
嫌がられてもいい、嫌われてもいい。
スガタのことが好きで、好きで、彼を自分のものにしたくて。
それでもたぶん――いや、確実にそれは叶わないのだ。
普通に、彼が女ならばここまで苦しむことはなかったのだろうか。
いや、そんなことはありえないのだろう。彼が男でなかったら、
きっと、自分は彼を好きになってはいなかった。
スガタがスガタであったからこそ、彼を好きになったのだ。
「ねえ…スガタ…。それなら…」
隣の部屋に声が漏れ聞こえないような小さな声で、彼の名を呼ぶ。
初めてしっかりと彼の手首を掴んだ、あの滑らかな感触を思い出す。
「スガタは…その人のこと、どう思ってる…?」
本当に。
出逢ったあの日から、こんなにも彼のことを想っているのに。
どうして、これほどにも伝えられないのだろう。
END

